
中学生の子供にデキタスを利用していた田中といいます。ここでは「デキタスは高校受験勉強におすすめなのか?」という疑問について実際の経験から詳しくご紹介します。
デキタスと高校受験①偏差値的にMAX50(標準校)までと考えるべき

デキタスを高校受験対策に利用するのであれば「偏差値50」「標準校まで」と考えておいたほうがいいと私は感じました。
なぜなら次のような理由があるためです。
- 映像授業は「基礎を1から知りたい中学生向け」の解説。
- 練習問題や「キミ問」などの問題は基礎的な内容。
- 教科書準拠で全般的な基礎は学べるけど応用については難しい。
これらの理由について詳しく説明します。
まずデキタスという教材は「映像授業を見る」という行動から勉強を始めていきますが、実際に授業を見てわかるのが「基礎を1から解説する」ということです。
デキタスの映像授業は初めてその単元を学ぶときには効果的ですが、高校受験の偏差値50以上に必要な「応用的な部分」については収録されていません。したがって基礎以上の解説は見込めないため難関校やトップ校、また私立高校など高い偏差値を志望校とするのであれば役不足。
ここからハッキリといえるのは「偏差値50まで」ということ。

もし偏差値50以上の高校をめざしているのなら、デキタスの映像授業は「基礎を再確認する」「総合的な総復習に利用する」という使い方であれば役立つと私は思います。
デキタスの映像授業は「掛け合い」によって進んでいきます。
講師がはじめてその単元を習う生徒へむけ解説をしていくスタイルで、言い方は悪いですが「けっこう無駄な部分がある」というのが私の正直な感想です。
このムダな部分は具体的に、たとえば理科であれば「この鳥は見たことある?」など。
一般的な知識として知っているか?といった会話が授業中にわりと行われるため、すでに基礎をクリアしたうえで内容を掘り下げたい場合にはムダが多いように感じてしまうかと。
デキタスの利用を考えていれば、まずこの「偏差値」を知っておくと考えやすいかと思います。
デキタスと高校受験②市販の問題集と併用したほうがよい

デキタスに搭載されている練習問題やテスト問題などは「基礎的な内容」となっています。
デキタスは映像授業を見終われば練習問題を解いていくという流れですが、映像授業が基礎的な解説となっているため問題関係についても「基礎」が中心です。
応用的な問題はあまり多くなく高校受験には不足しているため「偏差値50までの標準校対策」として考えた場合でも入試対策としてやや弱い傾向にあります。
またデキタスに搭載されている問題関係はあまり問題数が多くないため、いわゆる「数稽古」がそこまで可能な問題量とはいえません。高校入試対策にはたくさんの問題を解く「数稽古」が必要になって来るため、デキタスだけでは役不足であると実際に利用してみて感じました。
したがってデキタスで高校受験対策を考えるのであれば、搭載されている問題を活用しながら市販の問題集を併用することをおすすめします。
デキタスと高校受験③高校入試過去問を利用するのがおすすめ

デキタスは高校受験に直結する問題提起はされていないため、問題集を併用した上に「入試過去問」を購入して総仕上げをするのがおすすめです。
デキタスの中でもっともハイレベルの問題となっているのが「チャレンジ問題」ですが、このチャレンジ問題というのは基本問題100点を取得した場合のみ取り組める機能です。
実際にこのチャレンジ問題を取り組んでみた結果、わかったのが「入試に直結する問題は少ない」ということ。つまり入試本番に出されるような即効性のある問題はほとんど出てこない、というのが正直な感想です。
このチャレンジ問題で提起されるのは、どちらかといえば基礎の延長。
偏差値50以上の志望校に必要なハイレベルの応用問題はもとより、標準校への本番向け対策としても不足しているため高校入試過去問を同時に利用することがおすすめです。
参考:デキタスの使い方|高い学習効果につながる知っておきたい7つのコツ
まとめ

デキタスを高校受験に考えていればご紹介したように「偏差値50まで」を基準としてお選びになれば間違いないかと。実際にデキタスを経験して強く感じている部分です。
ご紹介してきたように、デキタスは「基礎に強いタブレット学習教材」です。
したがって高い偏差値志望なので関係ないということではなく、ハイレベルな高校受験対策になるほど基礎部分はあまり勉強できないため「基礎固め」としてデキタスの利用を考えるのは効果的です。
ぜひご紹介してきた内容を参考になさって、志望校に向けたデキタスと高校受験対策についてお考えになってみてください。
もし自分の子供にデキタスはピッタリかもと感じられたら、さらに詳しく内容について口コミレビューしていますのでこちらをチェックなさってみてください。
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